血糖の異常範囲とその影響
米国糖尿病協会(ADA)は、血糖の正常範囲と異常範囲に関するガイドラインを公表しています。血糖は血中のブドウ糖量を示し、健康な状態を保つためには狭い範囲内にある必要があります。血糖が過度に高い状態は「高血糖(ハイパーグリセミア)」、過度に低い状態は「低血糖(ハイポグリセミア)」と呼ばれます。
重要性
- 血糖が異常な範囲にあると、何らかの疾患や健康障害が疑われます。最も一般的な疾患は糖尿病で、血糖異常はその主要な指標となります。
種類
- 血糖値が70 mg/dL 未満は低血糖とみなされます。200 mg/dL を超えると高血糖と判断され、糖尿病の可能性があります。
- 空腹時血糖の正常範囲は 70〜90 mg/dL、境界性(耐糖能異常)は 100〜125 mg/dL、糖尿病と診断される基準は 126 mg/dL 以上です。
測定方法
- 自己測定は血糖計や尿試験紙で行えます。医療機関では空腹時血糖、食後血糖、尿検査、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)などで詳細に評価します。
影響
- 低血糖は倦怠感、震え、空腹感、発汗、不安、動悸、言語障害などの症状を引き起こします。
- 高血糖は頻尿、過度の渇き、頭痛、視力低下、思考障害、倦怠感、体重減少などを伴います。
豆知識
- 現代の検査法が確立する前は、尿を地面に垂らして蟻が集まるかどうかで血糖の有無を調べたり、尿を舐めて甘さを確認したりする方法が使われていました。
