高血糖の主な原因は何ですか?
血糖値が高い状態(高血糖、または「過血糖」)は、血液中のブドウ糖が過剰に蓄積していることを意味します。通常、体はブドウ糖をエネルギーとして利用・貯蔵しますが、血糖を調整するホルモン(インスリン)に異常があると、ブドウ糖が血中に残り続けます。長期にわたる高血糖は、視力低下や心臓病、腎臓障害など深刻な合併症を引き起こす恐れがあります。原因を正しく診断すれば、適切な管理が可能です。
インスリン不足(インスリン欠乏)
インスリンは膵臓で産生され、血液中のブドウ糖を体の細胞へ取り込ませる役割を持ちます。膵臓が十分なインスリンを作れない、あるいは全く作れない場合、血糖値が上昇します。これは1型糖尿病の主な原因で、インスリン注射などの補充が必要です。
インスリン抵抗性
膵臓から十分なインスリンが分泌されても、体の細胞がインスリンに対して抵抗性を示すことがあります。肝臓や脂肪組織、筋肉がブドウ糖をうまく取り込めず、血中にブドウ糖が蓄積します。インスリン抵抗性は2型糖尿病の主因で、薬物療法に加え、低糖質の食事・定期的な運動・血糖測定が重要です。
炭水化物の過剰摂取
糖尿病や高血糖体質の人は、甘い食品だけでなく炭水化物全体の摂取量にも注意が必要です。炭水化物は糖質の一種で、過剰に摂取するとインスリンの働きが追いつかず血糖が上昇します。薬を服用していても、炭水化物の摂りすぎは血糖コントロールを困難にします。
