低血糖性昏睡について
低血糖(低血糖症)は、血糖値が正常範囲より著しく低下した状態です。血糖は炭水化物の代謝産物で、体のエネルギー源として重要です。一次性低血糖は稀ですが、インスリンを使用する1型糖尿病患者に多く見られます。低血糖性昏睡はインスリンショックとも呼ばれます。
低血糖の要因
- 食事量が不足している。
- 運動量が増えているのに食事量が追いついていない。
- インスリンや糖尿病薬の量が適切でない。
- アルコール摂取(糖尿病でなくても低血糖を引き起こすことがある)。
- 膵臓腫瘍や肝疾患が原因になることもある。
低血糖の検査
緊急時には血糖測定が行われます。一般的に血糖値が70 mg/dL未満で低血糖と判断され、一次性低血糖では40 mg/dL未満が基準とされています。
症状
- 震えや不安感、心拍数の増加
- 発汗
- イライラ
- 空腹感
- 混乱
- 長期間の糖尿病患者では、言語の遅延や協調運動の乱れが主なサインになることがある。
治療法
軽度の低血糖は糖分を含むスナックを摂取するだけで改善します。摂取後15分待ち、症状が続く場合は再度摂取します。意識が低下した場合はグルカゴン注射や静脈内ブドウ糖投与が必要です。グルカゴン注射キットは常備しておくと安心です。
予防・対策
完全に防げない場合でも、規則的な食事、適度な運動、血糖値の定期的な測定でリスクを最小限に抑えられます。運動量が増えるときは、食事量を調整しましょう。
注意点
低血糖性昏睡は緊急事態です。迅速な医療処置が行われないと、脳障害や死亡につながる恐れがあります。
