酸逆流症(GERD)の深刻な症状と対策
酸逆流症(胃食道逆流症、GERD)は、食道と胃の間にある下部食道括約筋が正常に開閉しないため、胃酸が食道に逆流し、炎症や組織損傷を引き起こす病態です。放置すると食道粘膜の不可逆的な損傷や食道がんのリスクが高まります。
診断ポイント
- 下部食道括約筋の機能不全により、胃酸が食道へ逆流しやすくなる。
誤解されがちな点
- 胸焼けが週に2回以上あることは典型的な症状ですが、胸焼けを感じない「無症候性」酸逆流もあり、注意が必要です。
主な症状
- 頻繁な喉の痛み、乾いた咳、慢性気管支炎、喘息、嚥下困難、逆流感。
- 喉に異物感(グローブス感)を訴えることもあります。
放置した場合の影響
- 食道潰瘍、バレット食道(食道粘膜の前がん状態)、食道がんなど、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
治療・対策のポイント
- 市販の制酸剤や胃酸ブロッカーだけでは根本的な改善は期待できません。医師による正確な診断と適切な治療が必要です。
- 定期的な検査で合併症の有無を確認し、早期介入を行うことが重要です。
