粘膜の基礎知識

粘膜とは

粘膜は体内の空洞を覆う湿った保護膜です。上皮細胞から構成され、外部環境と体内を隔てるバリアとなります。また、粘液を分泌する腺があり、粘膜を常に潤いと保護状態に保ちます。

粘膜の機能

  • 保護:細菌・ウイルス・毒素など有害物質から体を守ります。
  • 吸収:食物中の栄養素や水分を吸収します。
  • 分泌:粘液を分泌し、粘膜表面を潤し保護します。
  • 排泄:体内の老廃物を排出します。
  • 免疫:免疫細胞が存在し、感染から防御します。

粘膜の種類

  • 上皮粘膜:単層の上皮細胞で構成され、口腔、食道、胃、小腸に分布します。
  • 腺性粘膜:粘液分泌腺を含み、鼻腔、気管、気管支に見られます。
  • リンパ系粘膜:リンパ組織が豊富で、扁桃、咽頭扁桃、パイエル板などに存在します。

粘膜の主な疾患

  • 粘膜炎(ムコシス):化学療法や放射線治療、特定の薬剤により粘膜が炎症・刺激を受けます。
  • 潰瘍性大腸炎:大腸と直腸に炎症と潰瘍が生じる慢性疾患です。
  • クローン病:消化管全体に炎症を起こす慢性疾患です。
  • セリアック病:自己免疫性疾患で小腸が損傷し、栄養吸収が障害されます。

粘膜疾患の治療

治療は原因に応じて異なります。薬物療法で症状を抑えるケースもあれば、重症例では外科的手術が必要になることもあります。

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