Savellaと線維筋痛症
Savellaの概要
米国食品医薬品局(FDA)は2009年1月に、ミルナシプラン(商品名Savella)を線維筋痛症の治療薬として承認しました。Savellaはセロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI)で、主にうつ病などの精神疾患の治療に用いられますが、現在は線維筋痛症以外の適応は認められていません。
期待できる効果
臨床試験では、Savella投与開始から1週間以内に症状が改善した患者が多数報告されています。具体的には、疼痛の軽減や日常生活機能の向上が観察されています。
主な副作用
Savellaを含むSNRI系薬剤の使用に伴い、以下のような副作用が報告されています。
- 自殺念慮・自殺行動、攻撃的・暴力的な行動
- うつ症状の悪化、激しい不安やパニック発作
- 過度の興奮・多動(躁様症状)、不眠症
- 血圧上昇や心拍数変動などの身体的変化
服用開始後に気分の急変や異常が現れた場合は、速やかに医師に相談してください。
服用を避けるべき人
以下の方はSavellaの使用を控えるべきです。
- 最近モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)を使用した方
- 制御不能な緑内障のある方
- 高血圧、心疾患、肝・腎障害、てんかん既往、出血性疾患の既往がある方は慎重に使用してください。
注意事項
重篤な副作用は稀ですが、以下の症状が出た場合は緊急の医療処置が必要です。
- 高熱、筋硬直、震え、意識障害
- 急激な心拍数や血圧の変動
新たに薬を開始した際は、体調や行動に異常がないか注意深く観察し、異常があればすぐに医師へ連絡してください。
