低用量ドキシサイクリン(Periostat)による歯周病治療

Periostatとは

Periostatは、テトラサイクリン系抗生物質のドキシサイクリンを低用量(20 mg)で配合した薬です。1日2回、数か月間服用します。この治療法は「サブ抗菌量ドキシサイクリン(SDD)」と呼ばれます。

SDDの作用機序

通常の抗生物質は細菌を殺すことを目的としますが、SDDはそれとは異なります。低用量のドキシサイクリンは細菌に対する直接的な殺菌効果はありません。その代わり、歯と歯茎を結ぶ組織を破壊する金属タンパク質分解酵素(MMP)を阻害します。MMPの活性が抑えられることで、歯周組織の破壊が防がれ、歯の喪失リスクが低減します。

リスク

長期にわたる抗生物質の使用は耐性菌の問題が懸念されますが、SDDは用量が極めて低いため、細菌への影響はほとんどありません。そのため安全性は比較的高いと考えられています。

治療期間と効果

Periostatを3か月間服用すると、歯茎の出血が減少することが多く報告されています。長期的に使用すれば、歯と歯茎の付着が最大で約50 %改善される可能性があります。

効果を高める併用薬

イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を併用すると、低用量ドキシサイクリンによる歯周病治療の効果がさらに向上するケースが報告されています(例:New York Times Health Guide)。

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