感染した扁桃腺の治療法は何ですか?
扁桃腺の隠れた部分(クリプト)に細菌性膿瘍ができると、深刻な問題になることがあります。耳鼻咽喉科専門医が感染の状態を評価し、薬物療法が適切か、外科的処置が必要かを判断します。
抗生物質による治療
最も侵襲性が低く、リスクも少ない治療法は、適切な抗生物質の服用です。ペニシリン系の薬剤が多く使用されるため、ペニシリンアレルギーがある場合は必ず医師に伝えてください。医師の指示通りに全コースを完了しないと、感染が再発する恐れがあります。
針吸引(ニードルアスピレーション)
膿瘍が形成されている場合は、外科的処置が必要になることがあります。局所麻酔で患部を麻痺させた後、注射器で膿を吸引して除去します。この方法は侵襲が比較的少なく、回復も早いです。
切開(インシジョン)
針吸引だけでは膿が十分に排出できない場合、外科医はメスで膿瘍を切開し、膿が自然に流れ出るようにします。切開後は創部を清潔に保ち、感染が拡大しないよう管理します。
扁桃摘出術(トンシレクトミー)
重症例や再発性の扁桃炎が頻繁に起こる場合、全摘出が検討されます。急性期に行う手術は「急性扁桃摘出術」と呼ばれ、全身麻酔が必要です。手術後は一定期間の回復期間とリスクが伴います。
感染の重症度に応じた治療選択
感染のタイプや重症度によって、最適な治療法は異なります。軽度の感染は抗生物質だけで済むことが多いですが、膿瘍が大きくなると針吸引や切開、場合によっては扁桃摘出術が必要になることがあります。
