細菌が引き起こす代表的な感染症まとめ
溶連菌性咽頭炎(いわゆる喉の痛み)
溶連菌(Streptococcus pyogenes)が原因の喉の炎症です。子どもではイライラやリンパ節の腫れが見られ、大人では嚥下時の激しい痛みや、症状が全く出ないこともあります。
結核
結核菌(Mycobacterium tuberculosis)による肺の感染症です。菌は肺に侵入し、体は「結核結節」と呼ばれる壁を作って感染と闘います。そのため、感染は確認できても症状が出ない潜伏期があります。早期治療と継続的な管理が不可欠です。
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)の一種で、メチシリンやアモキシシリン、エリスロマイシン、テトラサイクリン系などのペニシリン系抗生物質に耐性があります。皮膚や粘膜に常在しますが、体液を介して広がることもあります。検出次第、耐性がない別の抗生物質で速やかに治療する必要があります。
大腸菌(E. coli)感染症
腸内に常在する大腸菌(Escherichia coli)は、加熱不足のひき肉や非殺菌乳、未処理のリンゴジュースなどから体内に侵入すると、腸管で重篤な症状を引き起こすことがあります。食材は十分に加熱し、衛生管理を徹底することが予防の鍵です。
サルモネラ感染症
サルモネラは鞭毛を持つ桿菌で、汚染された鶏肉や卵などを摂取すると食中毒を起こします。主な症状は腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、脱水です。適切な保存と十分な加熱が予防に有効です。
