問題ギャンブルに対する行動療法

問題ギャンブルの段階

問題ギャンブルは大きく3つの段階に分かれます。まず「勝利」段階では一時的に勝ち続け、次に「損失」段階で徐々に負けが目立ち始め、最後に「取り戻し」段階で失った金額を取り戻そうと賭け金を増やす「追いかけ」行動が現れます。

行動療法が有効な理由

行動療法は単にギャンブルの症状を抑えるだけでなく、患者の生活全体を評価し、ギャンブルに対する認知や態度を根本から変えることを目指します。

問題ギャンブル者の特徴

治療では、患者がどの段階にいるかを確認すると同時に、双極性障害、うつ病、薬物依存など併存しやすい精神疾患の有無もチェックします。併存疾患が見つかった場合は、ギャンブル問題と合わせて治療します。

行動療法で用いられる主な治療法

  • 回避療法:危険な賭博行為を避けるよう学習させます。
  • 心理療法:ギャンブルに至る動機や感情を深く理解させます。
  • 代替活動の提供:チームスポーツや適切なゲームなど、競争心を健康的に発散できる活動を提案します。
  • 家族・友人への介入:患者の周囲に治療を支援する環境を整えます。

支援者と問題的な人間関係

行動療法では、家族や友人が「支援者(enabler)」として金銭や支援を提供し、ギャンブルを助長しているケースを評価します。可能であれば支援者との関係を健全な方向へ導き、改善が難しい場合は患者に支援者との接触を制限するよう指導します。

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