帯状疱疹(ヘルペス・ゾスター)について
水痘(水ぼうそう)の原因ウイルスである水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)は、体内に潜伏したまま成人期に帯状疱疹として再活性化することがあります。
概要
- 人口の10〜20%が一度は帯状疱疹を発症し、80歳以上では最大50%に上ります。
リスク要因
- 50歳以上の高齢者に最も多く見られますが、水痘の既往歴がある人は誰でもリスクがあります。
- 免疫力が低下している疾患や治療を受けている人(例:がん治療、臓器移植、HIV感染など)も発症しやすくなります。
主な症状
- 体の片側または顔面に、痛み・灼熱感・かゆみ・刺すような感覚が現れます。
- 数日から2週間続く水疱が帯状に形成されます。
診断
- 臨床症状と皮膚所見で診断できることが多いですが、必要に応じてウイルス検査やPCR検査を行います。
治療
- 根本的な治癒法はありませんが、発症後できるだけ早く抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなど)を投与すると症状軽減と合併症予防に効果的です。
- 免疫抑制状態の患者や重症例では、入院治療や疼痛管理が必要になることがあります。
