感染症の兆候と早期発見のポイント
感染症は主に外部から侵入した細菌、ウイルス、真菌などの病原体が原因で起こります。未調理の食べ物や切り傷、外傷、呼吸などを通じて体内に侵入し、増殖することで典型的な兆候や症状が現れます。これらのサインを早期に把握することは、予防と適切な治療に不可欠です。
皮膚
皮膚の異常は感染の最初のサインとなることが多いです。切り傷や擦過傷、瘢痕部位に局所感染が起きると、周囲の皮膚が腫れ、赤みを帯び、触れると痛みや圧痛があります。また、感染部位は血流が増えるため暖かく感じられます。膿が出る場合は白色や緑色の分泌物が見られることがあります。
症状
局所感染を放置すると、血流に乗って全身へ広がり、発熱や悪寒、倦怠感、関節痛などの全身症状が現れます。感染が進行すると、皮膚に赤い条状の走行やリンパ節の腫脹を伴う蜂窩織炎(cellulitis)になることがあります。
臓器
感染が血流に入ると主要臓器へ拡大し、敗血症(sepsis)となります。肺感染は肺炎を伴い、息切れ、疲労感、胸痛、肺膿瘍などが見られます。骨への感染(骨髄炎)は急性の腫脹を引き起こし、心内膜炎の場合は腹部や脚のむくみ、夜間の発汗、関節痛、皮膚の散在性病変が特徴です。
尿
腎臓の感染が疑われる場合は、頻尿に加えて発熱、背部や鼠径部の痛み、排尿時の灼熱感、尿中の膿や血液が見られます。重篤な腎盂腎炎は生命を脅かすことがあります。
注意点
感染の目に見えるサインが3~4日以上改善しない場合は、速やかに医療機関を受診してください。特に顔面や眼周囲の感染は重篤な基礎疾患のサインであることがあります。子どもや高齢者、免疫低下状態(例:HIV感染)にある方は、症状を軽視せず早期受診を心がけましょう。
