肝臓移植の適格条件
症状
- 黄疸:肝臓が毒素を除去できず、皮膚や眼球が黄色くなる。
- 低アルブミン血症:血中アルブミン濃度が不足。
- 凝固障害:正常な血液凝固ができない。
- 播種性血管内凝固(DIC):血液凝固が過剰に活性化。
- 毛細血管拡張症(スパイダー血管腫):皮膚表面下の血管が拡張。
- 肝性脳症:肝障害に伴う脳機能低下。
- 肝腎症候群:慢性アルコール性肝疾患に起因する腎不全。
必要性の判断
成人(18歳以上)は「末期肝疾患モデル(MELD)」スコア、児童(18歳未満)は「小児末期肝疾患モデル(PELD)」スコアで移植の緊急度を評価します。スコアは、移植が行われない場合に3か月以内に死亡するリスクを数値化したものです。
適格基準
各移植センターで若干の違いはあるものの、共通して以下が求められます。
- 高度に進行した肝疾患であること。
- 手術費用や術後治療を支払えること(保険適用やその他の資金調達が必要)。
- アルコール・薬物の使用を中止していること。
- 処方された免疫抑制薬を遵守し、リハビリテーションに参加できる意思があること。
待機リストへの登録
移植チームのみが全国待機リストに登録できます。登録手続きは以下の順序で行われます。
- 移植可能な病院を選定。
- 保険適用や資金調達の確保。
- 移植必要性の医学的評価。
- 担当医師からの紹介。
除外条件
以下の状況がある場合、移植の対象外となります。
- アルコールや薬物の使用・依存が続く。
- 肝臓以外の部位にがんがある。
- 重度の心臓・肺疾患。
- 移植成功を脅かす重篤な感染症。
- 脳浮腫を伴う重度の肝不全。
- 一部の施設ではHIV感染者を除外することがあります。
