血小板減少症とは?原因・症状・治療法のまとめ

血小板減少症とは

血小板減少症(thrombocytopenia)とは、血液中の血小板数が正常より低くなる状態を指します。血小板は無色の小さな細胞で、血管が損傷した際に集まって血栓を形成し、出血を止める役割を担っています。

主な原因

  • 免疫性疾患:特発性血小板減少性紫斑病(ITP)など、免疫系が血小板を攻撃して破壊します。
  • 悪性腫瘍:骨髄での血小板産生が妨げられ、血小板数が減少します。
  • ウイルス感染:はしか、流行性耳下腺炎、風疹などが血小板減少を引き起こすことがあります。
  • 薬剤:化学療法薬や一部の抗生物質などが血小板に影響します。
  • 妊娠:妊娠中は血小板の破壊が増加しやすくなります。
  • 脾腫:脾臓が拡大すると血小板が脾臓に捕捉され、数が減ります。

代表的な症状

  • あざができやすい
  • 切り傷や外傷で止まりにくい出血
  • 鼻血
  • 月経過多
  • 尿や便に血が混じる
  • 倦怠感、体力低下
  • 発熱

診断

血小板数を測定する血液検査で診断します。通常、血小板数が150,000/µL未満で血小板減少症と判断されます。

治療法

治療は原因と症状の重症度に応じて選択されます。軽度の場合は経過観察のみで済むこともありますが、血小板数が極端に低い場合は以下のような治療が行われます。

  • 薬物療法:ステロイドや免疫抑制剤で免疫系の過剰反応を抑えます。
  • 血小板輸血:急激な出血リスクがあるときに血小板数を一時的に増やします。
  • 脾臓摘出術(脾切除):脾臓が血小板を過剰に捕捉している場合に実施します。

適切な治療により、多くの患者は通常の日常生活を送ることが可能です。

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