胃食道逆流症(GERD)の症状と対策
GERD(胃食道逆流症)の症状が2週間以上続き、薬を使用しても改善しない場合は、医師に相談し、消化器専門医の受診が必要です。
症状
- 胃酸が食道に逆流し、食道粘膜が損傷することがあります。声がかすれる、酸っぱいまたは苦い味がする、持続的な胸やけや咳、嚥下困難、胸部や上腹部の痛み、逆流感などが見られます。
原因
- 下部食道括約筋が正常に閉じないと胃酸が上昇します。また、食道裂孔ヘルニア(胃の上部と括約筋が胸腔に上がる)も逆流を引き起こします。
生活習慣の改善
- 現在、GERDの根本的な治癒法はありませんが、脂肪分や辛い食べ物、アルコール、カフェイン、柑橘類、チョコレートを控えることが推奨されます。少量を頻回に摂取し、禁煙し、体重を減らすことも有効です。
薬物療法
- 主な薬剤は制酸剤(例:Maalox、Rolaids)、泡立ち剤(Gaviscon)、H2ブロッカー(Zantac 75)、プロトンポンプ阻害薬(Nexium)、消化管運動促進薬(Reglan)などです。自己判断での服用は避け、必ず医師に相談してください。
検査
- 生活改善や薬物療法が効果を示さない場合、消化管のX線検査、上部内視鏡検査(柔軟チューブで食道を観察)、生検、食道内酸度測定などが行われます。
手術
- 手術は下部食道括約筋の修復・強化を目的とします。胃底部を括約筋に巻きつける「噴門形成術(ファンドオピレーション)」や、内視鏡下で行う縫合・締結術などがあります。
