毛皮貿易に従事した航海者が罹患した主な疾病とは?
毛皮貿易に従事した航海者が罹患した主な疾病
18〜19世紀の北米毛皮貿易で働く航海者は、過酷な自然環境や不十分な食糧・衛生条件にさらされ、多様な感染症や栄養障害に罹りやすくなっていました。以下に代表的な疾病を紹介します。
肺炎
寒冷で湿った環境が続くため、呼吸器感染が頻発し、死亡原因のひとつとなっていました。
壊血病(かいけつびょう)
ビタミンCが不足する食事が主で、歯茎の出血や倦怠感を引き起こしました。
赤痢
汚染された水や食物から腸内細菌が感染し、激しい下痢と脱水をもたらしました。
はしか
子どもだけでなく大人にも重症化しやすく、集団生活での迅速な拡散が問題でした。
天然痘
ヨーロッパ人取引業者から持ち込まれ、先住民コミュニティに急速に広がり高い致死率を示しました。
チフス
シラミやノミが媒介する細菌感染で、狭い交易所の環境で流行しやすかったです。
結核
肺に慢性的に感染し、当時の医療では治療が困難でした。
黄熱病
カナダ本土ではまれですが、南部米国へ出向く航海者は蚊が媒介するウイルス性疾患に曝露するリスクがありました。
