全身性酵母感染のサインと症状

全身性酵母感染は、男性・女性・子どもすべてに起こり得ます。腸内に常在する酵母(カンジダ・アルビカンス)が過剰に増殖し、血流や全身に広がることでさまざまな症状が現れます。抗生物質や避妊薬の過剰使用、ステロイドの長期投与、食生活の乱れ、アレルギー、塩素系水や大気汚染などが主な原因です。

皮膚の発疹・刺激感

全身性酵母感染の初期症状として、体のあらゆる部位に発疹やかゆみが現れます。乳児では口周りやおむつの付近、成人では顔、頭皮、胸下、下腹部、皮膚の折りたたみ部、足の爪の中などが典型的です。外用のナイスタチンクリームで一時的に症状は緩和されますが、根本的な原因が全身にある場合は再発しやすくなります。

性器のかゆみ・刺激感

女性の場合、膣内に白くカッテージチーズ状の分泌物が出ることがあり、かゆみや灼熱感、特有の臭いが伴います。排尿時に痛みを感じることもあります。男性では、陰茎や陰嚢に赤い小さな丘疹ができ、強いかゆみや灼熱感、臭いが見られることがあります。これらは局所だけでなく、体内にカンジダが増殖しているサインです。

胃炎

食物アレルギーや不耐症がある人は、全身性酵母感染により胃粘膜が刺激され、胃炎を起こしやすくなります。乳製品、小麦、酵母、豆腐などが主なアレルゲンです。治療にはナイスタチンの投与や、グルテン・糖質を控えた食事が推奨されます。

口腔カンジダ(口腔トラッシュ)

口腔内にも少量のカンジダが常在していますが、全身的に増殖すると白くクリーミーな斑点が頬の内側や舌下、口蓋、歯茎、喉の奥に現れます。義歯を使用している高齢者は特に歯茎の炎症が起きやすく、痛みで歯磨きが困難になることがあります。重症例では食道まで広がることがあります。

自己免疫疾患様症状

カンジダの長期的な過剰増殖は、線維筋痛症、慢性疲労症候群、クローン病、化学物質過敏症などの自己免疫疾患様の症状を引き起こすことがあります。筋肉や関節の慢性的な痛み、極度の倦怠感、慢性的な下痢などが代表的です。これらの症状がある場合、カンジダ感染が潜んでいる可能性があります。

まとめ

全身性酵母感染は、皮膚、性器、胃、口腔、さらには全身の免疫系にまで影響を及ぼします。症状が複数現れたら、医師に相談し、適切な検査と治療を受けることが重要です。

疾病 - 関連記事