5番目の病気(伝染性紅斑)とは何か
概要
伝染性紅斑(英語名: Fifth disease、別名: 叩き顔症、パルボウイルスB19感染)は、ヒトパルボウイルスB19が原因の感染症です。主に小児に見られますが、成人でも感染することがあります。
症状
特徴的な頬の発疹は、蝶の羽根や頬を叩いたような赤い斑点で、ウイルスに曝露してから4〜14日後に現れます。その他の症状としては、以下が挙げられます。
- 発熱
- 軽度の頭痛
- 倦怠感
- 喉の痛み
- 軽い下痢
- 関節痛・腫れ(成人で多い)
感染経路
呼吸器飛沫や感染血液との接触で感染します。発疹が出ている初期段階は特に感染力が高く、免疫力が低下している人や妊婦への感染防止が重要です。
診断
典型的な頬の発疹を基に診断されることが多いです。必要に応じて血液検査でB19抗体やDNAを確認し、他の疾患との鑑別を行うことがあります。
治療
特効薬はありませんが、症状は軽度で通常は7〜10日で自然に改善します。解熱剤や鎮痛剤で発熱や痛みを緩和します。
予防
ワクチンは現在利用できません。感染者との接触を避け、手洗いや咳エチケット(口と鼻を覆う)などの基本的な衛生対策が有効です。
伝染性紅斑は重篤な疾患ではありませんが、免疫不全者や妊婦では合併症が起こり得ます。妊娠中や免疫が低下している方は、症状が疑われる場合は速やかに医療機関を受診してください。
