薬物乱用からの回復に役立つゲーム
ゲームを薬物乱用回復プログラムに取り入れると、患者の関与が深まり、グループセッションで黙りがちだった人も心を開きやすくなります。カウンセラーはゲームを通じて患者のことを知り、必要な情報を楽しく伝えることができます。
Make Believe(想像の世界)
薬物依存に悩む大人も若者も、まずは自分の人生の目標や夢を再確認する必要があります。希望を失うことが薬物使用のきっかけになることもあります。セッションの一環として、参加者全員に「自分が憧れる職業で成功した姿」を演じてもらいましょう。紙にその人物の話し方、服装、生活様式、他者との関わり方を書き出し、ボランティアにロールプレイしてもらいます。成功までに必要だった努力や考え方を語ることで、参加者は自分の人生をコントロールできるという感覚を取り戻します。
Board Games(ボードゲーム)
テキサスキリスト教大学行動研究所の研究者は、依存の結果を体感できるボードゲーム「Downward Spiral(ダウンドスパイラル)」を開発しました。モノポリー風のルールですが、サイコロを振るたびに健康、友情、家族、自己肯定感、財政が変化します。実生活と同様に、すべてを失わずに生き残ることが課題です。
Idea Ball(アイデアボール)
回復途中の人が直面しやすいのは、仲間からのプレッシャーやストレス、薬物やアルコールなしでの不安です。ブレインストーミングゲームで、対処法をみんなで出し合いましょう。ボールを受け取ったらすぐに思いつく対策を口頭で言い、黒板や大きな紙に書き留めます。昔の友人が再び薬物を勧めてくるケースや、生活のストレスで逃げたくなる場面に備える練習になります。
Word Association(連想ゲーム)
連想ゲームは、潜在的なトリガーや感情的なきっかけを引き出すのに有効です。「家族」「回復」「責任」「ストレス」「うつ」「恐れ」などの語をカードや口頭で提示し、患者が最初に思い浮かべた言葉を書き留めます。その後、回答をもとに患者の抱える痛みや後悔、欲求を探り、依存の根本原因に迫ります。画像入りフラッシュカードを使うと、視覚的にも刺激できます。
