薬物依存における対立プロセスの解説
対立する感情
リチャード・ソロモンの『対立プロセス』理論では、快楽(A)と不快感(B)は常に対になり、快楽が終わった後に遅れて不快感が現れるとされています。Aは「短時間で強烈」ですが、Bは「徐々に現れ、ゆっくりと消える」特徴があります。
薬物使用時のAとB
初めて薬物を使用したときは、Aが非常に強い快感をもたらし、薬の効果が切れると同時にBが現れます。
依存が進行したときのAとB
薬物を繰り返し使用すると体は耐性を獲得し、A(快感)は弱まり、B(不快感)は次第に強くなります。
禁断症状(Withdrawal)
使用が続くとAはほとんど消失し、Bの不快感だけが残ります。この状態が禁断症状です。
渇望(Craving)
やがてBの不快感が極度に強くなり、正常な状態を保つために薬物を再び求めるようになります。
