依存症とうつ病への対処法
はじめに
Hazeldenによると、薬物やアルコール問題で支援を求める人の約30〜40%が大うつ病を抱えているという。依存症と精神疾患が同時にある状態は「二重診断(dual diagnosis)」と呼ばれる。二重診断に対処するには、二つの戦いを同時に乗り越える必要があるが、適切な方法を用いれば依存症とうつ病の両方をコントロールできる。
対処ステップ
症状を正しく理解する
薬物やアルコールへの耐性が上がり、結果や周囲への影響を顧みずに使用を続ける場合は依存症と考えられる。うつ病の主な症状は、無力感・罪悪感・価値の喪失、睡眠パターンの変化、エネルギー低下、集中困難、体重増減などである。
依存症と鬱の影響を検証する
両者は身体的・精神的・感情的な健康に大きく影響する。金銭的損失、家庭・仕事・学業・対人関係のトラブルがあるなら、生活様式を変えるしかない。自分が依存症と精神的問題を抱えていることを受け入れ、治療可能であると認識しよう。
信頼できる相手に相談する
うつは孤独感や孤立感を招き、依存は否認を引き起こす。家族や友人との関係が薄れたと感じたら、最も信頼できる人に連絡し、生活を取り戻したい旨を率直に伝えると良い。相手はあなたのその姿勢に安心するはずだ。
助けを求めることを躊躇しない
周囲が専門機関への受診を勧めても拒否すると、過剰摂取や自殺リスクが高まる。身近な人に相談しにくい場合は、医師や地域の治療センターに連絡しよう。医療機関では離脱症状やうつ症状に対する薬物療法や、原因の特定と対処法を学べるカウンセリングが受けられる。
支援グループに参加する
アルコール依存症者匿名組織(AA)や薬物依存症者匿名組織(NA)などの12ステッププログラムは、同じ課題を抱える仲間からの支援が得られる。うつ病や双極性障害の支援団体(Depression and Bipolar Support Alliance)もオンラインでグループを提供している。
