イソプロピルアルコール(擦り薬用)の誤飲による副作用と対処法
イソプロピルアルコール(一般に「擦り薬用アルコール」や「消毒用アルコール」と呼ばれる)は、飲用を目的としていません。エタノールよりやや強力で、腎不全のリスクはエタノールほど高くありませんが、摂取すると致命的になることがあります。
アルコールの種類
- エタノール(エチルアルコール)は、酒類に含まれる一般的なアルコールです。
- 有毒アルコールとしては、メタノール、エチレングリコール、そしてイソプロピルアルコール(擦り薬用アルコール)があり、後者が本記事の対象です。
即時の影響
- イソプロピルアルコールを摂取すると、中枢神経系が抑制され、エタノールを飲んだときと似た酩酊状態になります。吸収が速く、エタノールよりも強力なため、アルコール中毒のリスクが高まります。
副作用
- 酩酊に加えて、胃腸粘膜を刺激し嘔吐や腹痛を引き起こすことがあります。また、体内でアセトンに代謝されるため、呼気や尿に甘い果実のような匂いが残ります。
アルコール中毒
- イソプロピルアルコールはエタノールに比べて少量でも致死的になる可能性があります。中毒量では極度の倦怠感や昏睡、場合によっては嘔吐を伴います。
治療法
- イソプロピルアルコールの摂取が疑われる場合は、直ちに医療機関を受診してください。点滴による補液やサポート療法で体内からアルコールを除去しますが、吸収が速いため、致死量に達した後では効果が限定的になることがあります。
