ベンゾジアゼピン依存からのデトックス

ベンゾジアゼピン(通称ベンゾ)は、不安障害やパニック障害の治療に処方される薬の総称です。乱用されやすいベンゾには、クロノピン(Klonopin)、ザナックス(Xanax)、バリウム(Valium)などがあります。また、ベンゾジアゼピンは不眠症、てんかん発作、むずむず脚症候群の治療にも用いられます。日常的または頻繁に使用していたベンゾを急にやめると、不安やパニック発作、うつ、 自殺念慮、不眠、震え、妄想、吐き気など、生命を脅かす症状が現れることがあります。デトックスには通常7〜14日かかります。

なぜ入院デトックスが必要か

ベンゾジアゼピンは強い依存性を持ち、鎮静やリラックス効果がアルコールに似ています。依存の程度が高い場合、最後の使用から24〜72時間以内に激しい不安、発汗、震えなどの離脱症状が現れ、重度になると痙攣や心不全、昏睡に至ることがあります。安全な医療デトックスを受けることで、これらの重大な離脱症状を回避できます。入院治療は、外来治療に比べて24時間体制で心拍数や情緒を監視できるため、推奨されます。

身体的症状

デトックス中も薬物離脱に伴う身体的症状の治療が必要です。医師は不安や痛み、落ち着きのなさを緩和するために、ベンゾジアゼピンを少量から徐々に減量する置換療法を行うことがあります。主に使用される薬は、クロナゼパム(Klonopin)、ロラゼパム(Ativan)、アルプラゾラム(Xanax)です。この置換療法は渇望(クレービング)を抑える効果が期待され、禁断症状克服の大きな障壁を軽減します。また、うつ症状がある場合は、精神科医が抗うつ薬を処方することもあります。

心理的症状

薬物への渇望は数週間から数か月、場合によっては数年続くことがあります。ドイツ・エアランゲン=ニュルンベルク大学の研究では、繰り返しデトックスを受けた患者ほど渇望が強くなることが示されています。入院・外来いずれのデトックス施設でも、カウンセリングや薬物教育セミナー、グループセラピーを通じて、渇望に対処するスキルを身につけることが重要です。米国国立薬物乱用研究所(NIDA)も、カウンセリングとセラピーが依存治療に不可欠であると指摘しています。

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