薬物離脱の治療法とは?
薬物依存からの回復は困難で、長期にわたるプロセスです。まずは依存薬の使用をできるだけ速やかに、かつ安全に中止することが第一歩です。しかし、離脱症状は不快であり、治療が必要です。薬物ごとに離脱症状が異なるため、使用していた薬に応じた治療法が選択されます。
興奮剤(アンフェタミン系・メチルフェニデート等)
中枢神経刺激薬は脳の活動を高め、エネルギーや注意力の向上、快感をもたらします。使用中止後は、重度の不安、抑うつ、極度の疲労感などの「クラッシュ」期が訪れます。
治療法
主に抗うつ薬による抑うつ症状の緩和や、幻覚・精神病が現れた場合は抗精神病薬が用いられます。加えて、リハビリテーションプログラムや家族・友人からの支援が重要です。
抑制剤・オピオイド(バルビツール酸系・ベンゾジアゼピン系、コードイン、モルヒネ、ヘロイン、オキシコドン等)
これらの薬剤は中枢神経を抑制し、離脱時には不安、興奮、脱水、発汗、嘔吐、下痢、幻覚、さらには痙攣といった重篤な症状が現れます。長期使用や高用量の場合、医療機関での厳重な監視が必要です。
治療法
抗精神病薬や点滴による水分補給が行われます。また、薬物代替療法が用いられ、メサドン、サブキシロン(Suboxone)、サブテックス(Subutex)などの代替薬を徐々に減量していくことで安全に離脱を進めます。
