薬物乱用の種類とそれぞれの兆候

薬物乱用の問題を抱える人は、使用する薬物の種類に関わらず、偏執的な思考や混乱、気分や態度の変化、対人関係や活動からの撤退、仕事や学業のパフォーマンス低下など、共通した症状が見られます。薬物ごとに特有の兆候は異なりますが、以下に代表的な薬物カテゴリーとその具体的なサインをまとめました。

急性アルコール乱用

  • 酩酊状態、歩行や会話の運動制御の喪失
  • 呼吸や衣服にアルコール臭が残る
  • 記憶障害やブラックアウト

慢性アルコール乱用

  • 集中力の低下、異常な受動的または攻撃的な行動
  • 対人関係の機能不全、仕事や学業成績の低下
  • アルコールへの執着が強くなる

鎮静剤乱用(バルビツール酸系・ベンゾジアゼピン系)

  • アルコールに似た酔った様子だが、臭いは少ない
  • 表情や感情が乏しく、身体が弛緩した姿勢になる
  • 言語が不明瞭・ゆがむ

覚醒剤乱用(アンフェタミン、メタンフェタミン、コカイン、リタリン)

  • 過度の多動、エネルギー過剰、落ち着きのなさ
  • イライラや争い好き、食欲減退・睡眠不足
  • 瞳孔拡大、口・唇の乾燥、鼻血や鼻汁、鼻炎症状

幻覚剤乱用(PCP、LSD、ケタミン等)

  • 自己・他者・時間・感覚の歪み、幻覚、混乱
  • 気分や行動の変化、言語が不明瞭になる
  • 瞳孔の極端な拡大、皮膚の温感、過度な発汗や体臭

麻薬乱用(ヘロイン、メサドン、コデイン、オキシコンチン、モルヒネなど)

  • 無気力・眠気、瞳孔収縮、言語が不明瞭
  • 鎮痛薬の使用量や頻度が増加、診療所や医師への頻繁な受診

これらのサインを早期に把握し、適切な支援や治療に繋げることが重要です。

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