ナルシストは必要に応じて常にバックアップの相手を用意しているのか?
自己愛傾向が強い人は、予備の人間関係や称賛の源を確保しようとすることがあります。ただし、全ての自己愛的特性を持つ人が必ずそうするわけではありません。
中には、現在の関係が薄れたり満足できなくなった場合に備えて、潜在的なパートナーや称賛の対象を「控え」にしておくパターンがあります。具体的には、元恋人と連絡を保ち続ける、知人に対して軽いフラートを続ける、あるいは新しい出会いを積極的に探すといった行動です。
このようなバックアップを求める背景には、絶え間ない承認・称賛・注目への強い欲求があります。自己価値感や自尊心を保つために、外部からの肯定を常に必要としているのです。
さらに、自己愛的特性を持つ人は関係の初期段階で相手を理想化しがちですが、期待に沿わないとすぐに幻滅や退屈を感じます。その際、予備の相手がいれば失望や拒絶感に直面せずにすぐに次の関係へ移行できるため、心理的な不快感を回避できるのです。
要するに、バックアップの確保は自己愛的傾向がもたらす承認欲求と、関係が期待外れになったときの回避行動が結びついた結果と言えるでしょう。
