アルブミン不足は何を引き起こすか?

アルブミン不足が引き起こす健康問題

体内のアルブミンが不足する状態(低アルブミン血症)は、肝臓で合成される重要なタンパク質が減少し、体液バランスの維持やホルモン・ビタミン・ミネラルの輸送、血管からの液漏れ防止などに支障をきたします。主な影響は次のとおりです。

1. 浮腫(むくみ)

血管から組織へ液体が漏れやすくなるため、手足や足首、顔などにむくみが生じます。

2. 感染リスクの増大

アルブミンは免疫細胞の輸送や機能維持に関わっているため、低下すると肺炎や敗血症などの感染症にかかりやすくなります。

3. 栄養不良の兆候

低アルブミン血症は、栄養吸収不良や基礎疾患による栄養状態の悪化を示すサインでもあります。

4. 創傷治癒の遅延

新しい血管形成や組織修復に必要なアルブミンが不足すると、傷の治癒が遅れ、合併症のリスクが高まります。

5. 薬物輸送の障害

血中の薬剤はアルブミンに結合して分布します。アルブミンが減少すると薬の効果が変動し、副作用が出やすくなることがあります。

6. 脂肪肝・肝硬変などの肝疾患

慢性的にアルブミンが低い状態は、肝臓の合成機能が低下した肝硬変や肝炎などの肝疾患と関連しています。

7. 死亡リスクの上昇

特に重症患者や慢性疾患を抱える人では、低アルブミン血症が液体バランスの崩れや免疫低下を招き、死亡率が高まります。

8. 貧血

アルブミンは鉄の輸送や赤血球生成にも関与しているため、低下すると貧血を伴うことがあります。

根本原因を特定し、食事改善や薬物療法、基礎疾患の治療などでアルブミンレベルを正常化することが重要です。

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