中枢性と末梢性前庭障害の比較
めまいは中枢性前庭障害と末梢性前庭障害のどちらでも起こりますが、原因や治療法、症状は大きく異なります。本稿では主な違いを整理しました。
吐き気
- 末梢性前庭障害では、めまいと同時に激しい吐き気や嘔吐が起こりやすいです。一方、中枢性前庭障害では通常、吐き気は伴いません。
疲労感
- 中枢性前庭障害(眼振が不規則な場合)では、疲労感はあまり見られません。末梢性前庭障害では疲労感がしばしば報告されます。
視覚のぼやけ
- 中枢性前庭障害では視覚がぼやけることがありますが、末梢性前庭障害では通常は見られません。
原因
- 末梢性前庭障害は筋力低下や麻痺が主な原因です。中枢性前庭障害は加齢、感染症、頭部外傷、血液疾患、薬剤などが関与します。
治療
- 中枢性前庭障害は根本原因の治療とバランス訓練が中心です。末梢性前庭障害は自然に6〜12か月で回復することが多いです。
