前庭検査の種類と概要
電子眼振計測(Electronystagmography)
電子眼振計測では、患者の眼周囲に電極を装着し、眼球運動を測定します。メイヨークリニックによれば、前庭が正しく機能していれば眼球運動に特有の信号が現れ、内耳の機能評価が可能です。
電気蝸牛計測(Electrocochleography)
電気蝸牛計測は、耳道に電極を当てて蝸牛の電気活動を記録します。ワシントン病院センターの説明によれば、蝸牛は音圧を電気信号に変換する内耳の一部であり、その活動を測ることで聴覚機能や内耳圧の異常を評価できます。
回転椅子検査(Rotational Chair Test)
回転椅子検査は、モーター駆動の椅子に患者を座らせて回転させ、前庭からの信号応答を測定します。めまい専門の神経科医ティモシー・C・ヘイン博士は、内耳疾患のある患者はこの検査中にめまいを感じにくいと指摘しています。
姿勢分析(Posturography)
姿勢分析では、患者がバランスプラットフォームに立ち、姿勢の揺れやバランス維持能力を測定します。メイヨークリニックは、この検査により前庭がバランス障害に関与しているかどうかを判定できると説明しています。
漏斗検査(Fistula Test)
漏斗検査は、耳鏡(オトスコープ)で耳に圧力を加え、内耳と中耳の圧力変化に対する反応を評価します。ヘイン博士の「ペリリューム・フィスチュラ」記事によれば、この検査で異常な圧力伝達が認められると、内耳と中耳の間に不自然な開口部(漏斗)が存在する可能性があります。
