耳鳴りに効果的な対策とは?

米国耳鼻咽喉科学会によると、約3,600万人が耳鳴り(頭の中の音)に悩んでいます。耳鳴りは単独の病気ではなく、難聴、耳の感染症、中耳の骨硬化、薬剤、副作用、アレルギー、腫瘍などさまざまな要因が引き起こす症状です。根本的な治療法はありませんが、医師と相談しながら症状緩和に向けた対策を取ることが重要です。

デバイス

補聴器は耳鳴りの緩和に役立つことがあります。外部の音を増幅し、耳内部の鳴りを相対的に小さくします。また、マスカー(音マスク装置)は小型の電子機器で、一定の低レベル音(ホワイトノイズ、海の波音、穏やかな音楽など)を流すことで耳鳴りを隠す効果があります。静かな環境では耳鳴りが目立ちやすいため、意識的に音を入れることが有効です。集中や催眠によって音を無視できるようになる人もいます。

医療的対策

高血圧は耳鳴りの原因になることがあります。血液が血管を通過する音が耳鳴りとして感じられるためです。医師の診察を受け、塩分摂取の削減、体重管理、定期的な運動などで血圧コントロールを行いましょう。薬剤で耳鳴りを軽減することも可能です。もし耳鳴りが服用中の薬の副作用である場合は、医師に相談し処方を変更してもらうことが重要です。

生活習慣・リラクゼーション

ストレスは耳鳴りを悪化させます。瞑想や呼吸法、リラクゼーションエクササイズでストレスを管理しましょう。カウンセリングやサポートグループは、耳鳴りによる不安やうつに対処する助けになります。十分な睡眠を取り、頭部をやや高くして寝ると、頭部のうっ血が軽減し耳鳴りが和らぎます。また、騒音の多い環境では耳栓や防音イヤーマフを使用し、音量を抑えることが大切です。アルコール、カフェイン、炭酸飲料、タバコといった刺激物も耳鳴りを悪化させるため、控えめにしましょう。

耳と聴覚 - 関連記事