特徴的な心音(『ルブ・ダブ』)は何が原因で生じるのか?
心音の概要
心臓の収縮と拡張の際に心臓弁が開閉することで、特徴的な「ルブ・ダブ」音が生じます。胸に聴診器を当てて聞くことができます。
第1心音(S1)「ルブ」
第1心音は低音でやや長く、収縮期(心室が収縮する段階)の開始時に聞こえます。主に僧帽弁(左心房・左心室間)と三尖弁(右心房・右心室間)が閉じることで生じます。心室が収縮すると血液に圧がかかり、弁が閉じる際に振動が起こり、これが「ルブ」音となります。
第2心音(S2)「ダブ」
第2心音はやや高音で短く、収縮期の終わり、すなわち心室が拡張し始めるタイミングで聞こえます。大動脈弁と肺動脈弁が閉じることが主な原因です。心室内圧が低下するとこれらの弁が閉じ、閉鎖時の振動が「ダブ」音を生じさせます。
心音のタイミングや持続時間、さらに雑音や雑音の有無は、医療従事者が心臓の機能や状態を評価する上で重要な情報となります。
