中耳炎の滞液を減らす方法と予防策
診断
医師はまず問診と視診を行い、耳鏡で鼓膜を観察します。鼓膜の動きを確認するため、耳鏡に小さなチューブを装着し、軽く空気を吹き込んで鼓膜の透明度や動きの有無をチェックします。
治療
診断後は症状や経過に応じて以下の治療が選択されます。
- 抗生物質投与:経口(必要に応じて局所)抗生物質で炎症を抑え、滞液が自然に排出されやすくします。通常10日程度で症状は改善しますが、場合によっては数か月続くこともあります。
- 鼓膜切開術(チューブ挿入):慢性の中耳炎や滞液が長期間続く場合に、鼓膜に小さな切開を行い、通気チューブを挿入します。チューブは数週間から数か月間留置され、液体の排出を助けます。
予防
滞液を防ぐためのポイントは以下の通りです。
- 耳の痛みや違和感があれば早めに医師の診察を受け、抗生物質治療を開始する。
- 処方された薬は最後まで服用し、感染の再発を防止する。
- 受動喫煙は上気道の炎症を招き、滞液の原因になるため避ける。
- 子どもは水泳時に耳栓を使用し、外耳炎(スイマーイヤー)を予防する。
