嚥下障害の食事ガイド
カロリー
嚥下障害があると、十分な栄養とカロリー摂取が心配になります。カロリーを増やす簡単な工夫として、1クォート(約950ml)の牛乳に粉ミルクを1カップ加えると、シェイクやオートミール、プリン、スープに使える高カロリーミックスができます。また、タンパク質が強化されたベビーフードの小瓶をピューレやスープ、飲み物に加えると、さらにカロリーアップが期待できます。カロリー必要量は年齢・体重・身長に基づき、FDA などの指針に従って決定します。
液体
飲み込みにくい液体は窒息や誤嚥のリスクが高まります。市販のとろみ剤や家庭で作れるとろみ材を利用すると、液体を安全に飲めるようになります。一般的なとろみ材料としては、マッシュポテト粉、ベビーフレーク、無味ゼラチン粉などがあり、牛乳、スープ、ブロスに混ぜてとろみを付けます。逆に、液体を薄くしたい場合はプレーンヨーグルト、ブロス、牛乳を加えて調整します。適切な濃度は個人差があるため、試行錯誤が必要です。
食事の必要栄養素
嚥下障害の方の食事は、年齢・身長・体重に合わせて設計しますが、成人の場合、1日あたり6〜8カップ(約1.4〜1.9リットル)のピューレ状食品を摂取することが目安です。タンパク質、炭水化物、脂質、ナトリウム、食物繊維をバランスよく含むよう、栄養士の指導に基づき、肉類・魚・鶏肉のピューレ、卵やチーズ、コテージチーズ、野菜(コーンやエンドウはピューレになりにくいため除外)などを組み合わせます。カロリーだけでなく、たんぱく質やビタミン・ミネラルも考慮し、医師や栄養士と相談しながら最適な食事プランを作りましょう。
