低視力の方への実用的なヒント
照明を改善する
昼間はできるだけ自然光を取り入れ、窓際で読書や趣味を楽しめるよう家具を配置します。廊下、クローゼット、階段、地下室など全ての部屋に十分な照明を確保し、最も明るい電球を使用してください。蛍光灯はまぶしさの原因になるため、全光スペクトルの電球やハロゲンのタスクライトを選びましょう。キッチンでは作業面や調理器具をしっかり照らし、浴室では照明付き拡大鏡を活用します。
読書を快適にする
明るく快適な読書スペースを確保し、処方された強度の老眼鏡を使用します。手持ち型拡大鏡と小型の読書灯を組み合わせると手が自由になります。高さ調節可能なスタンドや首に掛けられるチェーン式の拡大鏡も便利です。読書用望遠鏡(ハンドホールド型または特殊フレーム装着型)も選択肢に入りますが、購入前に眼科医と相談し、使用目的や必要なレンズ度数に合ったものを選びましょう。
自立性を高める
日常生活を整理し、視認しやすい大文字・大判のアイテムを活用します。大判の本や時計、電話、腕時計を選び、横罫の紙と太字のフェルトペンでメモを取ります。パソコンの文書は閲覧前にフォントサイズを拡大し、住所録やレストランのメニューはコピーして拡大しておきます。紙幣の区別が難しい場合は、金額別にポケットが分かれた財布を使用し、薬は色分けされたピルケースで管理しましょう。
安全性を確保する
住環境を事故防止に配慮します。コンロ、洗濯機、乾燥機などの主要な操作部位は、明るい立体的な布用ペイントでマーキングし、正しい位置感覚を保てるようにします。キッチンや浴室ではコントラストを意識し、電源コンセントは壁と対照的な色でカバーを塗り替えるか交換します。薄暗いテーブルクロスに対しては明るい色の食器を使用し、転倒防止のために敷物は取り除きます。浴室では使用後にバスマットを持ち上げ、浴槽に折りたたんで保管します。
