ヘルペス角膜炎の兆候と症状
単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)は口唇ヘルペスの原因となりますが、口や水ぶくれに触れた手で目に触れると角膜に感染しヘルペス角膜炎を引き起こします。米国では毎年約45万人(人口の0.15%)がヘルペス角膜炎を発症し、成人に多く見られます。再発性ヘルペス角膜炎は角膜盲の主要因で、視覚障害のリスクは最大40%とされています。症状は軽い刺激感や充血から視力低下、最悪の場合は失明に至ります。ほとんどの場合、片眼のみが影響を受け、まぶた、結膜、角膜が感染します。
皮膚発疹
- HSV-1は幼少期に感染し、口周辺やまぶたに水疱性の皮膚発疹(口唇ヘルペス)として現れます。一次感染後は神経節に潜伏し、ストレスや紫外線曝露、免疫低下などで再活性化します。再発時の皮膚発疹は稀です。
光過敏(フォトフォビア)
- 光に対する過敏感覚で、明るい場所で不快感や痛みを感じ、光を避けたくなることがあります。コンタクトレンズの長時間装着や眼の外傷、片頭痛、薬剤などでも起こりますが、ヘルペス角膜炎の重要なサインです。
涙漏(エピフォラ)
- 涙が過剰に流れ出す状態で、涙の排出が妨げられることが原因です。慢性的に涙が止まらない場合は眼科受診が必要です。ヘルペス角膜炎以外の疾患でも起こります。
ぶどう膜炎(ウベイティス)
- 再発性ヘルペス角膜炎で頻繁に見られる症状で、眼の中層(ぶどう膜)の炎症です。充血、刺激感、視界に暗い漂う点、視力低下などを伴います。
視界のぼやけ
- 感染が進行すると角膜の神経が損傷し、痛みが鈍くなると同時に視力がぼやけます。放置すると角膜瘢痕化や視力喪失、最悪の場合は失明につながります。
