ICE(虹彩角膜内皮症候群)とは
ICEは、角膜の浮腫・虹彩の形態変化・眼圧上昇による緑内障が連続して起こる疾患群です。チャンドラー症候群はこのスペクトラムの一つで、特に角膜への影響が大きく、虹彩への変化は比較的軽度です。
特徴
- 内皮細胞が角膜から虹彩へ移動し、角膜が水分で膨らむ。
- 虹彩に可視的な歪みが生じることがある。
- 角膜浮腫が緑内障を誘発し、視力低下や眼痛を伴う。
- 通常は片眼に限局するが、放置すると対側眼へ進行する可能性がある。
- 非常に稀な疾患である。
リスク要因
- 女性に多く、中年期に発症することが多い。
- 原因は不明で、家族歴がある例はほとんど見られない。
症状
- 眼圧上昇(緑内障)に伴う視力低下やぼやけ。
- 角膜の浮腫。
- 虹彩の乾燥・収縮。
- 眼圧と眼内液漏れによる疼痛。
治療と予後
- 症状の重症度に応じた個別治療が必要。
- 主に緑内障薬で眼圧を管理し、症状の進行を抑える。
- 根治的な治療法はなく、早期に適切な管理を開始すれば多くの患者で視力や痛みが安定する。
