近距離作業で老眼鏡を使用する場合、目の健康を保ち眼精疲労を防ぐための簡単な目の体操が有効です。定期的に休憩を取り、部屋の中のさまざまな対象に焦点を合わせることで、レンズの柔軟性を維持し、血走った目を防げます。老眼鏡だけに頼り、目の運動を怠ると、頭痛・乾燥感・かすみ目といった症状が出やすくなります。
遠視と老眼
加齢に伴い水晶体が硬くなり、近くのものにピントが合いにくくなります。中年以降、多くの人が老眼鏡を必要としますが、眼鏡を新たに使用し始めた人でも、目の体操でレンズの柔軟性や調整力をある程度向上させることが可能です。毎年処方が強くなることがあっても、定期的な体操は協調性と焦点合わせの改善に役立ちます。
研究結果
米国国立眼研究所は、マックル・デジェネレーションや緑内障の患者に対し、定期的な目の体操が有益であると報告しています。ただし、遠視や近視そのものを改善するかどうかは結論が出ていません。とはいえ、老眼鏡使用中に目の体操を行うことで、眼精疲労や頭痛の予防にはつながります。
目の体操のやり方
1. 頭を動かさずに、目だけを真上に向け、数秒キープ。その後真下に向けて同様に数秒保持。
2. 左右に目を動かし、各方向で数秒キープ。
3. 異なる距離にある対象に順に焦点を合わせ、レンズを伸縮させる。
これらの動作を読書や作業の合間に数回繰り返すだけで、目の疲労を抑えられます。毎日続けることで、読書以外のあらゆる活動でも協調性と焦点合わせが向上します。
水分補給とまばたき
目の体操に加えて、目の潤いを保つことも重要です。市販の人工涙液や赤み抑制用の点眼薬を使用し、10秒ごとにまばたきを意識しましょう。老眼鏡を装着したまま読書やパソコン作業をすると、まばたきが減りがちです。乾燥は眼精疲労と痛みの大きな原因となります。1日あたり8杯(約2リットル)の水を飲むことを目安にし、汗を多くかく場合はさらに増やしてください。
