緑内障の治療法と目標
緑内障は視神経が損傷し、部分的または全体的な視力低下を引き起こす疾患群です。Mayo Clinicによると、緑内障は視力喪失の第2位の原因となります。主な症状には眼の痛み、周辺視野の徐々の縮小、視界のぼやけ、光の周りにハロー(光輪)が見えることなどがあります。早期に治療を開始すれば、失明を防ぐ可能性が高まります。
治療の目的
緑内障には根本的な治癒法はなく、既に起こった損傷は不可逆です。そのため、治療の主な目的は眼圧をコントロールし、視神経へのさらなるダメージと視力低下を遅らせること、または防止することです。
点眼薬の使用方法
医師から処方された点眼薬は、指示通りに正確に使用する必要があります。複数の点眼薬を使用する場合は、薬剤間に適切な間隔(数分)を置くことが重要です。使用方法を守らないと、眼圧が上昇し、症状が悪化する恐れがあります。
点眼薬の種類
一般的に処方される点眼薬には以下のようなものがあります。
- β遮断薬(ベータブロッカー)
- α作動薬(アルファアゴニスト)
- 炭酸脱水酵素阻害薬(CAI)
- プロスタグランジン類似薬
- 縮瞳薬/コリン作動薬(ミオティック)
- エピネフリン系薬剤
これらの点眼薬は眼内の房水(眼の液体)圧を低下させ、眼圧上昇を防ぎます。
内服薬
点眼薬だけで眼圧が十分に下がらない場合、内服薬が追加されることがあります。内服薬は体内全体での房水産生を抑制しますが、カリウムの排泄が増えるため、バナナやリンゴジュースなどカリウムを多く含む食品を積極的に摂取することが推奨されます。
手術療法
点眼薬や内服薬でも眼圧がコントロールできない場合、手術が検討されます。主な手術には以下があります。
- レーザー手術(レーザー虹彩切除術、レーザー虹彩トラベキュレーションなど)
- 濾過手術(トラベキュレーティング手術)
- 排液デバイス(ドレナジングインプラント)
手術は眼圧を直接低下させ、視神経への負担を軽減します。
