難治性緑内障の治療法は?

難治性緑内障は、標準的な点眼薬や経口薬で眼圧(IOP)を下げても効果が得られない緑内障です。眼圧が高い状態(眼圧亢進)は視神経を損傷し、視力低下や失明につながります。そのため、眼圧を正常範囲に下げることが治療の最重要課題となります。

インプラント

米国国立医学図書館に掲載されたフランスの研究では、インプラントが難治性緑内障の有効な治療選択肢であることが示されています。インプラントは眼球表面に装着する美観的な排液システムで、房水(眼内液)を外部へ排出させ眼圧を低下させます。

トラベクエクトミーとミトマイシンC

トラベクエクトミーはレーザーや外科手術で眼内に新たな排液路を作り、眼圧を下げる手術です。手術開始時にミトマイシンCという抗代謝薬を併用すると、手術効果が向上することがコクラン共同体のレビューで確認されています。ただし、白内障のリスクがある点は留意が必要です。

ビスコカノロストミー

AllAboutVision の報告によると、ビスコカノロストミーは非浸潤性の緑内障手術です。手術中に粘弾性剤(ビスコエラスティック)を眼内に注入し、排液スペースを確保して眼圧を低下させます。

代替レーザー治療

近年のレーザー技術の進歩により、難治性緑内障に対する様々なレーザー治療が可能となっています。レーザーは余分な房水を蒸散させたり、新たな排液路を作ったり、重症例では房水産生細胞を破壊したりします。主なレーザー治療にはトラベクエクトミー、トラベコロトミー、ゴニオトミー(小児向け)、虹彩切開術(アイリドトミー)があります。

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