平面レンズと曲面レンズの違いとは?
平面レンズ(プレーンレンズ)
平面レンズは一面が平らで、もう一面が曲面になっているレンズです。中世から19世紀までの眼鏡はこの形が主流で、レンズの中心をまっすぐ見る必要がありました。視線がレンズの端にずれると歪みが生じます。現在は灯台のフレネルレンズや車のヘッドライト、視力補助用の平面拡大シートなどに利用されています。
凹レンズ
凹レンズは中心が薄く、縁が厚い形状で、光を外側に広げる(発散させる)働きがあります。代表的な使用例はドアの覗き穴や大型投影テレビ、店内監視用の凹面鏡などです。物体を小さく、遠くに見えるようにします。
凸レンズ
凸レンズは中心が厚く、縁が薄い形状で、光を一点に集める(収束させる)作用があります。そのため、対象物を拡大し、近くに見せます。望遠鏡は両端に凸レンズを組み合わせた代表例で、ガリレオが1610年に作製した望遠鏡は凸レンズを用いて月面や土星の環を観測しました。
複合レンズ
複合レンズは複数の凸レンズと凹レンズを組み合わせて、より鮮明な像を得る光学系です。複合顕微鏡や遠近両用眼鏡(二重焦点レンズ)などが代表的な例です。
