トノメーターとは何か?
トノメーターは眼圧を測定する装置で、緑内障の診断や管理に欠かせません。元々の接触式トノメーターが主流ですが、救急やベッド上でも測定できるように、携帯型や非接触型など多様なタイプが開発されています。
眼圧測定の基本的な使用法
眼科での検査時、医師はトノメーターを用いて角膜のへこみ抵抗から眼圧を測ります。接触式と空気圧を利用する非接触式があり、測定値は角膜の形状(乱視)や厚さの影響を受けるため、これらの情報も併せて評価します。
接触式(アプレーション)トノメーター
金標準とされるのはGoldmannアプレーショントノメーターです。フルオレセイン染料を含む麻酔点眼薬を投与し、スリットランプ下で麻酔した角膜にトノメーターの平板を軽く当てて圧力を測定します。測定後は接触部を必ず洗浄し、正確な結果が得られます。
非接触式トノメーター
角膜に直接触れず、エアパフで圧力を測定するため麻酔は不要です。ただし、瞬きやまばたきで誤差が生じることがあります。最新の「Ocular Response Analyzer」はエアパフで角膜の変位を二回測定し、Goldmannと同等の精度を実現しています。
携帯型トノメーター
救急室やベッド上での測定に適した小型デバイスがあります。代表的なのは「Tonopen」で、麻酔した角膜に軽く当てるだけで圧力が取得できます。以前使用されていた大きな「Pneumotonometer」は現在ほとんど廃止され、Tonopenが主流です。
ダイナミック・コンタゥア・トノメーター(DCT)
2003年にFDA承認されたDCTは、Goldmannと同様にスリットランプに装着しますが、角膜変形を最小限に抑える独自の原理で測定します。研究により、さまざまな角膜形状でも高い精度が確認されています。
その他の新興トノメーター
近年はまぶた越しに眼圧を測定できるトノメーターの開発が進んでいます。麻酔や滅菌が不要で、患者への負担が少ないことが期待されますが、現時点では高価であり、Goldmannに取って代わるかは不透明です。
