緑内障の治療法と対策
緑内障は視神経を損傷し、失明に至る可能性がある疾患です。ほとんどのケースは眼内圧(IOP)が過度に上昇することが原因とされています。根本的な治癒法はありませんが、適切な治療により視力低下の進行を抑えることができます。
点眼薬
眼内圧上昇の主な要因は、眼内で絶えず産生される房水の過剰です。点眼薬は房水の産生を抑制したり、排出を促進したりして眼圧を下げます。多くの場合、最初の治療選択肢として用いられます。
経口薬
点眼薬だけで眼圧が十分に下がらない場合、医師は経口薬を併用することがあります。炭酸脱水酵素阻害薬などが代表的で、房水の産生を抑える効果があります。副作用を最小限に抑えるため、医師の指示に従って使用してください。
神経保護薬
一部の薬剤(例:ブリモニジン)は、房水の排出促進や産生抑制に加えて、視神経を保護する効果が期待されています。臨床試験でその有効性が検証中です。
手術
点眼薬や経口薬で十分に眼圧がコントロールできない場合、手術が検討されます。レーザー手術や濾過手術(マイクロサージェリー)により房水の排出路を確保し、眼圧を低下させます。
運動
等速性や有酸素運動は眼圧を低下させることが報告されています。心拍数を20〜25%上げた状態で20分間、週4回行うと効果が期待できますが、薬物療法や定期検診の代わりにはなりません。
