視覚を失った後でも、日常生活の活動を自立して行えるようになることは容易ではありません。残っている感覚を活かし、安全に、そして効率的に生活するための方法を学びましょう。

前向きな姿勢を育む

  • 自分の姿勢を見直し、視覚を失ってもこれまでと同じスキルを持っていると信じてくれる友人や家族、同僚に囲まれましょう。自分を哀れんだり、代わりに何でもやってくれようとする人は距離を置くことが大切です。

  • 視覚障害者のコミュニティに参加し、先天的に盲目の方や後天的に失明した方と交流しましょう。教授、アスリート、作家、エンジニア、教師、弁護士、官公庁職員、整備士など、多様な職業の人々と出会い、彼らの考え方や工夫、達成感に触れることで、自身の可能性を広げるヒントが得られます。

期待を下げない

  • 期待を低く設定しないことが重要です。適切な工夫や補助具を活用すれば、仕事用の服装を整える、料理を作る、犬の散歩をする、バスに乗るといった、以前と同じ日常活動の多くを続けられます。家族には、怒りや不安を抱えていても自立して行動したい旨を伝え、サポートは必要最小限に留めてもらいましょう。職場でも、以前と同等のパフォーマンスを発揮できる補助機器が見つかることがあります。

視覚障害に伴うスキルを学ぶ

  • アラスカ州職業リハビリテーション部門のリハビリテーションカウンセラー、ケント・アイアートン氏は、リハビリテーションを「盲目の代替スキルを学ぶこと」と位置付けています。彼は、アラームの位置を把握して止める、コーヒーを淹れるといった、日常の「普通」の動作を取り戻す指導に注力しています。クライアントには、職場での成功はまず自宅での自立から始まると教え、生活技能を再学習できない人は、職業上の以前のレベルに戻ることは難しいと指摘しています。