コンタクトレンズ選び:ソフトレンズと硬質ガス透過(RGP)レンズの比較
定義
眼科医の診察室で配布されるパンフレットには、コンタクトレンズは大きく分けて「ハードレンズ(硬質ガス透過レンズ)」と「ソフトレンズ」の2種類があると記載されています。ハードレンズは硬いプラスチック素材で作られ、かつては「ハードコンタクト」と呼ばれていました。着用者の約25%がハードレンズを選んでいますが、近年の素材改良によりその比率は増加しています。一方、ソフトレンズは薄く柔軟で、水分含有量が高く、酸素透過性や眼への空気流通が優れています。
改良点
シカゴ大学(UIC)の眼科・視覚科学部によると、従来のハードレンズは酸素透過性が低く、角膜の腫れを引き起こすことがありました。1980年代に登場した硬質ガス透過(RGP)レンズは、酸素を十分に供給できるよう改良され、以降も技術が進化しています。現在では、延長装着が可能なRGPレンズが主流で、ハードレンズ利用者の約98%がガス透過レンズを使用しています。
両者の利点
RGPレンズは耐久性が高く、比較的低価格で、近視、乱視、遠近両用の矯正が可能です。角膜に疾患歴がある人でも使用実績があり、レンズの硬さが視界をクリアにします。
ソフトレンズは装着初期の慣れが早く、快適性に優れます。近視・遠視・軽度の乱視、白内障手術後の視力矯正など幅広い用途に対応し、コストパフォーマンスも高いです。
両者の欠点
RGPレンズは慣れが必要で、装着感に違和感を覚えることがあります。また、レンズを外すと視界がぼやけることがあり、定期的な装着が求められます。水分含有量が低いため、ソフトレンズのような使い捨てや長時間装着タイプはありません。
ソフトレンズは水分が多いため、涙中のタンパク質や脂質が付着しやすく、月替わりで交換する必要があります。高水分レンズは特に汚れがたまりやすく、衛生管理が重要です。
まとめ
コンタクトレンズの選択は、眼科医の検査結果とカウンセリングを基に行うことが重要です。各レンズの特徴と自分の生活スタイルを照らし合わせ、最適なタイプを選びましょう。詳細はコンタクトレンズメーカー協会の教育サイトをご参照ください。
