まつげの成長とケア方法

構成

まつげは体毛と同様に毛根(毛包)から生え、色は他の体毛と同じです。毛包は皮膚の真皮層にあり、筋肉・腺・神経と連携しています。まつげは目を砂やほこり、虫、液体から守る役割を持ち、触覚が敏感なため、異物が触れると瞬きの反射が起こります。

成長サイクル

まつげは他の毛と同じく抜け落ち、再び成長します。1本のまつげのサイクルは約6〜8週間で、成長期・退行期・休止期を繰り返します。薬剤、疾患、刺激などがサイクルを短縮したり、抜け毛を促進したりすることがあります。

影響を及ぼす状態

  • まつげ脱毛は「毛様脱毛症」や「ミルフォシス」と呼ばれます。
  • やけどや感染症は毛根を破壊し、再生を妨げます。
  • 化学療法や甲状腺疾患などのホルモンバランスの乱れは全身の毛が抜けやすくなり、まつげの再生も遅れます。
  • アレルギーや刺激によるこすりはまつげを引き抜く原因になります。
  • つけまつげや接着剤の使用はまぶたの毛包を詰まらせ、抜け毛を招くことがあります。
  • まつげが極端に少ない状態は「低毛症(ハイポトリコシス)」と呼ばれます。

治療法

抜け毛が続く場合は医師の診断が必要です。原因に応じて以下のような治療が行われます。

  • まつげ成長促進剤:グラフト内のビマトプロスト(商品名:ラティッセ)をまつげ根元に塗布し、毛周期を延長させます。
  • まつげ移植手術:自毛を採取し、上まぶた・下まぶたに移植します。

留意点

目やまぶたは皮膚が薄いため、使用する製品は刺激が少ないものを選び、医師の指導のもと使用してください。心血管疾患、がん、甲状腺疾患などの既往がある場合は特に注意が必要です。まつげが完全に抜けた場合、再生には約2か月かかります。その間はアイライナーやマスカラで見た目を補うと良いでしょう。

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