狭角緑内障の治療法ガイド
狭角緑内障(角閉塞緑内障)は、放置すると失明に至る危険な眼疾患です。米国緑内障財団によれば、米国内で約50万人が罹患しています。治療は薬物療法と手術が中心です。
種類
急性狭角緑内障発作では、虹彩(目の色の部分)の縁が移動し、虹彩と角膜が出会う角部にある排水管を塞ぎます。この結果、眼圧が急上昇し、視神経が損傷して部分的または完全な失明につながります。サブ急性狭角緑内障は、比較的軽度のエピソードが連続して起こる形で、こちらも視力低下を防ぐために速やかな治療が必要です。
症状
急性発作の主な症状は、突然の激しい眼痛、頭痛、視界のぼやけ、眼の赤み、嘔吐や吐き気です。瞳孔が拡大し、光にハロー(光環)が見えることもあります。サブ急性の場合は、視界のぼやけや光環はあるものの、強い痛みや赤みはあまり出ません。排水路が自然に開通すると症状は一時的に改善しますが、エピソードごとに視神経へのダメージが蓄積します。
薬物療法
眼圧を下げるために、点眼薬、経口薬、または静脈注射薬が使用されます。これにより手術前に排水路を開く準備が整います。また、房水(眼球を形作る透明な液体)の産生を抑える薬も併用し、眼圧上昇を防ぎます。
手術
主な手術は虹彩穿孔術(iridotomy)で、レーザーや稀に外科的切開で虹彩に小さな穴を作り、房水の排出路を確保します。これにより眼圧が低下し、虹彩は元の位置に戻ります。さらに、レーザーゴニオプラスティが併用されることがあります。虹彩表面に微小な焼灼を行い虹彩を収縮させ、角部を広げて排水を促進します。
回復とフォローアップ
レーザー手術後約1時間で眼圧を測定し、翌日以降に経過観察を行います。手術後1〜2日間は点眼薬の継続使用が指示されることが多く、炎症がある場合はステロイド点眼薬を数日から1週間使用します。また、もう一方の眼の角部も検査し、必要に応じて予防的手術を計画します。
