眼科検査の種類と目的

眼は光を受け取り映像に変換し、脳へ情報を伝達する高度なシステムです。日常的に自動で鮮明に見えている眼も、外傷や緑内障・白内障といった疾患が進行すると視力低下や失明に至ることがあります。定期的な眼科検査は、こうした問題を早期に発見し、視力を守るための最善策です。

一般的な眼科検査

最も基本的な検査は、目の健康状態と視力を総合的に評価するものです。視力表で遠近・色・深度の認識を確認し、瞳孔の光反応も調べます。屈折検査では、様々なレンズを前に出し、どちらの像が見えやすいかを選んでもらい、近視・遠視・乱視の有無を判断します。結果に基づき、眼鏡やコンタクトレンズの処方が行われます。検査は痛みがなく、通常は散瞳は不要です。

緑内障検査

緑内障は眼圧が上昇し視神経が損傷する疾患で、リスクはアフリカ系アメリカ人や60歳以上の方が高く、糖尿病患者も注意が必要です。主な検査は以下の通りです。

  • 眼圧測定(トノメトリー):空気のパフで眼圧を測定します。
  • 散瞳後眼底検査:点眼薬で瞳孔を拡げ、眼底鏡で視神経の状態や液体のたまりを確認します。
  • 視野検査:周辺視力を測定し、視野欠損の有無を評価します。

白内障検査

白内障はレンズ内のタンパク質が凝集し濁りが生じることで視力が低下する状態です。高齢者に多く、糖尿病、喫煙、過度の飲酒、強い紫外線曝露がリスク要因です。検査の流れは次のとおりです。

  • 散瞳後に眼底や視神経、レンズ内部を観察します。
  • スリットランプ検査で細い光束を当て、レンズの濁り具合を立体的に評価します。

白内障の初期症状には、視界のぼやけ、色が薄くなる、夜間視力の低下、光源の周りにハローが見えるなどがあります。

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