処方メガネの概要と選び方
歴史
レンズは約千年以上前から使用されてきました。13世紀にサルヴィーノ・ダルマテがフレームにレンズを組み込んだ眼鏡を発明したとされています。18世紀にはベンジャミン・フランクリンが遠近両用レンズ(バイフォーカル)を考案し、近距離と遠距離の視力補正を1枚のレンズで実現しました。
特徴
処方メガネのレンズは主に凸レンズ(遠視用)と凹レンズ(近視用)に分かれます。凸レンズは中心が厚く、遠視(遠くが見えにくい)に使用されます。一方、凹レンズは中心が薄く、近視(近くが見えにくい)に適しています。
処方レンズの仕様
レンズの度数は0.25ディオプトリ単位で表記され、右眼はOD、左眼はOSと記載されます。度数は±20.00以上になることもあり、数値が大きいほど矯正力が強くなります。矯正が不要な目は「PLANO」と記載されます。
乱視の矯正が必要な場合はシリンダー(cyl)と軸(axis)が加えられ、シリンダーも0.25単位で、軸は001〜180の範囲で示されます。バイフォーカルの場合はADD(加算度)も記載されます。さらに、レンズを正確に配置するために瞳孔間距離(PD)も処方に含まれることがあります。
レンズの機能
処方メガネは近視、遠視、老眼(遠近両用)だけでなく、斜視、振戦(眼振)、プリズム矯正、乱視、白内障などさまざまな視覚障害の補正にも使用されます。
フレームの役割
フレームはレンズを目の前に固定する構造部品です。素材はプラスチックや金属が主流で、サイズやデザインは多様です。リムレスフレームはレンズに小さなネジや金属部品だけで取り付けられ、目立ちにくいのが特徴です。
フレームサイズはミリメートルで表記され、例として「54×20×135」のようにレンズ幅、ブリッジ幅、テンプル長さを示します。
選び方のポイント
処方箋を受け取ったら、眼鏡技師(オプティシャン)がレンズとフレームの組み合わせを提案してくれます。使用目的、顔の形、スタイルに合わせて最適な製品を選びましょう。
