アトロピン点眼薬の副作用と注意点

眼科医や検眼士は、眼底検査や屈折検査の前に瞳孔を拡大するため、アトロピン点眼薬を使用します。また、手術後の痛み緩和や炎症性眼疾患の治療にも用いられます。

一般的な副作用

  • 視力がぼやけることがあります。ぼやけを感じた場合は、運転や危険な作業は避けてください。
  • 光に対する感受性が高くなります。瞳孔が拡大したままのため、明るい光に耐えにくくなります。これらの症状は薬の効果が切れると自然に回復します。

その他の副作用

  • 目の刺激感やチクチク感、充血、まぶたの軽い腫れや赤み、口の乾きなどが報告されています。

重篤な反応

  • まれに発熱、心拍数の異常(頻脈や不整脈)、意識混濁、排尿困難などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

小児に特有の副作用

  • 子どもでは、幻覚、イライラ、異常な行動が起こりやすくなります。また、乳児では腹部の膨満や腫れがみられることがあります。

アレルギー反応

  • 極めて稀ですが、呼吸困難、喉の閉塞感、じんましんや発疹、顔面や口腔の腫れといったアレルギー症状が出た場合は、直ちに使用を中止し、救急処置を受けてください。

以上の副作用は個人差がありますが、異常を感じたら速やかに医師に相談しましょう。

目と視力障害 - 関連記事