ガス透過性コンタクトレンズは寝て着用できますか?

歴史

ガス透過性コンタクトレンズ(RGP)は、1970年代にバウシュ・アンド・ローム社が初めて市場に投入しました。当時はハードコンタクトレンズ(プラスチック製)を改良する目的で開発され、シリコン素材を用いることで快適さと酸素透過性が向上しました。硬いレンズは視力がはっきりし、耐久性が高く、手入れも簡単です。技術の進歩に伴い、現在では一晩中装着できるタイプのRGPも登場しています。

特長

RGPレンズは、眼科医が角膜の測定結果をもとに、度数、サイズ、直径、カーブなどを個別に設計します。そのため、ソフトレンズよりも安定して位置が保たれ、鮮明な視界が得られます。また、たんぱく質の付着が少なく、メンテナンス負担も軽減されます。

不正乱視(角膜の不規則なカーブ)にも対応でき、遠近両用レンズとしても適しています。新しい長時間装着型RGPは、経験豊富な専門医の適合が必須で、装着スケジュールや経過観察が厳密に管理されます。

装着時間

初めは1日4時間程度から始め、毎日1時間ずつ増やしていくのが一般的です。全日装着に慣れた後でも、長期間レンズを外すと再び徐々に装着時間を増やす必要があります。

夜間装着用のRGPは、技術が新しく感染や腫れのリスクが高いため、医師が個別に経過を細かくチェックします。多くの医師は、毎晩の装着は避け、週に数回程度に留めることを推奨しています。

装着時間は、処方内容、レンズ素材、眼の健康状態によって異なります。

利点

夜間装着型レンズは、強度の高い処方が必要な方に最適です。起床時にすぐ視力が得られるため、眼鏡を探す手間が省け、緊急時にも役立ちます。

医療・救急など夜勤がある職種の方は、睡眠中もコンタクトを装着できる点を高く評価しています。

高齢者や小児など、レンズの装着・脱着が難しい方でも、RGPの硬さが安定した装着を助け、夜間装着の恩恵を受けられます。

注意点

夜間装着が許可されていないRGPレンズを無理に寝て装着すると、角膜に一時的または永久的な損傷を引き起こす可能性があります。症状は軽い刺激から激しい痛み、最悪の場合は視力喪失に至りますので、必ず医師の指示に従ってください。

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